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泣く泣くリタイヤしたぼくは弟Tに介抱され、通りすがりの親切なご夫婦が運転する車で、最寄り駅まで送っていただいたのでした。
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これから自転車で下る筈だった峠の道に沿って、乗り心地は快適ながら、気持ちは情けないやら申し訳ないやらで、なんとも辛いドライブでした。気が動転しており、迂闊なことに、お二人のお名前もご連絡先もお聞きせぬままお別れしてしまいました。 車中でお菓子や果物を頂いたこと、到着する電車の時刻まで調べて下さったことなど、見ず知らずの者に対してこの上ないお気遣いをして頂き、感謝に堪えません。どうにかしてお礼をしたいのですが、お二人が東京から八千穂高原の別荘に保養に来ていらっしゃるということ以外、手がかりがなく、非常に心残りです。この場で書いても伝わる可能性はまずないとは思いますが、本当にありがとうございました…。（なかじまよういち） |
| 08/08/16 16:23 (RICOH Caplio R4) |