「風景人」おぼえがき
1999年頃、スケッチブックにシャープペンシルで
思い付くままに描いたおはなし。 ぼくのそもそもの意図は、 「外界と風景画の中とを自在に行き来する」 というアイデアでおはなしを描きたい、 というあたりから始まっていて、 冒頭の6枚はその舞台設定のアイデアスケッチが 行き詰まって放置されたものに過ぎなかったのですが、 これに目を留めたたまだまさおが面白がって、 彼のホームページ ( 旧『T−M−D Museum』)に 掲載してくれたおかげで、 幾人かの知るところとなりました。 しかし冒頭の6場面だけでは、 単に「人間関係が煩わしい」 というだけの内容になってしまいます。 さすがにこのままではあんまりだと思い、 漠然とアイデアが浮かぶたびに続きを描き加え、 その後も断続的に、描いたり止めたリを 繰り返しながら今日にいたります。 |