「夢の記録」おぼえがき

眠りに夢はつきものです。
どちらかというと不安をおぼえたり、
恐怖や危険に曝されたりする系統の夢が、
ビジュアルとして示唆に富み、
強烈な印象を与えてくれる気がします。
内省のきっかけとなったり、
作品の成分として重要であったりと、
有益な体験である一方、
正視に耐えかねるイメージに衝撃を受けたり、
あまりのナンセンスさに正気を失ったり、
思い出すのもおぞましいような内容であったりもします。

あらかた忘れてしまった夢のイメージのうち、
描き留めることのできたいくばくかの場面を
古いノートの中を捜し回って集めてみました。