「猫の世界」おぼえがき


しなやかな体。
丸く、ときには三日月のような鋭い目、
人なつっこかったり、冷淡だったり、
敵意に満ちて攻撃的だったり、
惰眠と無為の極みを体現していたり。
猫の姿はいつもぼくを感動させます。
ごまかしの通じない彼らに対しては
常に敬意を持って接したいものです。

--- キタイのスケッチ ---

画友、安田あや女史と
8年間一緒に暮らした
しっぽの長いしましま猫“キタイ”です。
父はメインク−ン、
母はアメリカンショートヘアという
血統正しきハーフだそうで、
じつに美しい猫でした。
子猫の頃からたびたびお邪魔しては
遊んでもらったりモデルになってもらったり
仲良くさせていただきました。

--- チャイのスケッチ ---

実家に住んでた“チャイ”は
“キタイ”の生んだ子猫のうちの一匹で、
13年間、両親と寝食を共にしました。
ふさふさの毛の見事な
それはそれは可愛らしい猫でした。
生後2ヶ月のときのちびっちょい姿から
現在に至るまでの様子が断続的に
スケッチブックの中に残っていたので
思いつきで陳列してみた次第です。
たまに遊びに行くたびに相手をしてくれて
ほんとにありがとうね。

--- チャイの写真 ---

デジカメ買って以来なんとなく
撮りたくなっちゃう。

【兄妹猫リンク】
チャイの成長過程 隣星堂(中島拓):リンク切れ
チャイのいた場所
風吹く〜〜ねこ庭(ちゃいまま)
風吹く〜〜ねこ庭2(ちゃいまま)
チャイの兄妹
らく&ちょうじろう
小泉さよのちょらくノート


--- ちゃい擬人化 ---

2006年4月、愛猫に会って
久しぶりにスケッチしようとしたら、
だんだん女の子に見えてくるのです。
描かれた絵には(そんなつもりはないのに)
まるで【ネコミミ】とか【萌え】とか、
異次元の属性が備わりつつあるのかも…。
絵を描く時には写実を心がけてきた筈のぼくにも
いよいよ焼きが回ったのかと
いささか狼狽しておるところであります。

--- チャイ プチブロック ---

2019年、100円ショップで販売されている
「プチブロック」というものを母から教わり、
これで手のひらに乗るサイズのチャイを
再現してみようと試みました。
白とグレーと黒と茶色のブロックを含む、
ペンギン、三毛猫などの出来合いのセットを2,3個買い、
適当に組み始め、ブロックが足りなくなったり、
途中でめんどくさくなったりして放置したり。
2020年のコロナ騒ぎで自宅待機になったのを機に、
暇つぶしに組み上げました。
我ながらなかなかの再現度とほくそ笑んでおります。

--- ねこいろいろ ---

散歩中、猫の姿を目にした時に、
カメラを持っていないことに気付くと
ものすごく残念な気持ちになります。
にゃんこ発見、即シャッターは
たぶん本能みたいなもんだと思う。

--- 柏市のとある路上にて ---

2011年10月22日、
柏市根戸の市有地で
1時間あたりの放射線量が57.5μSv、
土砂1kgあたり最大450000ベクレルの
放射性セシウムを観測したとの発表がありました。
小さなお子さんのいる知り合いがそばに住んでおり、
ぼくも毎週日曜日に自転車で近くを通るので、
様子が気になり、
11月13日に寄り道をしてみたところ、
住宅地の一角の傾斜地の細い道には、
ロープと車止めが置かれていましたが、
奥を覗いてみると、
警告の意味など分かりもしない小さな生き物が、
暖かなアスファルトの上で独り遊んでおりました。
件の市有地から数百メートル離れた場所ですが、
ぼくの手元の線量計はだいたい
0.4μSvあたりを指していました。
このどうにもやるせない気持ちをどうしたらいいの。
(東京新聞の記事:リンク切れ)
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